はじめに

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2018年5月6日日曜日

殴るな


殴るな


念仏を唱えて備える念のため

暴力反対平和を守れ



プラットホームから人が落ちた。それを見た勇敢な男が一人線路上へ飛び降りてその人を救出しようとした。もう一人の男が二人にホームから手を差し伸べ無事に引きあげることが出来た。ホッと温かい雰囲気になった瞬間、ホームから手を差し伸べた男がその脇にいたもう一人の男に殴りかかった。転落事故を知った駅員が駆けつけ殴りかかった男を羽交い締めににし、押しとどめた。殴りかかった男を問いただして、事情が判明した。殴られそうになった男がことのいきさつをスマホで写していたのだ。どうやら最近はやりのインスタ映えのする映像を、ここぞとばかりに撮っていたらしかった。

人が災難に遭っている。それを助けようとしている人がいる。手伝おうとしている人がいる。それを興味本位で撮影している男がいる。記事では殴ろうとしたとなっているが、殴ったと読める書き方だった。救助活動を手伝った男が、平然と自分の興味本位の行動をしている奴に殴りかかった次第だ。

これは最近みた新聞記事の概要です。読み飛ばさずに念を入れて読みました。

ホームに落ちた人。・・・身体的不具合も考えられます。同情の気持ちもあります。私なども何時目眩などで身体の不具合が生じてフラフラとなるかもしれません。線路に落ちない距離を保持するぐらいのことは心がけています。

救助のために線路上に降りた人。・・・その勇気、義侠心に最大の敬意を払います。残念ながら真似は絶対に出来ません。電車が来ないことを確認しても、飛び降りることだけで自分が怪我をする確率が高く、かえって余計な労力、迷惑を周囲にかけてしまいます。

手を差し伸べ、写真を撮っていた男に殴りかかった男は如何でしょうか。・・・ぶん殴ろうとした男に思う存分殴らせてやるべきだったと思います。ぶん殴ろうとした心情には強い共感を覚えます。当人は傷害罪に問われるかもしれません。水をかけた程度で、逮捕状が請求される国もあるようですから、殴ったりすれば、逮捕拘留され、刑罰を受けるのは文明国では当たり前と言われそうです。もし、有期刑になった場合は代ることは出来ませんが、罰金なら、手の届く額であれば、肩代わりの申し出くらいはしたいものだと思います。・・思うだけだと訂正します。

写真を撮っていた男は、やらしていただけるならぶん殴りたいと思いますが、勇気がありませんから、「あほ、馬鹿、たわけ。お前は人間の屑だ!!」と罵らせて下さい。これなら出来ます。これだと、今はやりのパワハラ相当ですか。

かなり殴った方に肩入れしています。多分多くの方は、写真撮りも怪しからんが暴力はもっと悪いと評されます。少しでも殴りに肩入れしようものなら、暴力肯定の馬鹿野郎として世間の糾弾を受けることでしょう。原理に従うのが差し障りのないところです。幸い、辞めろと言われる地位も馬鹿野郎といわれて傷つく誇りもありません。

プラットホーム事故と同じく、命に関わることと、当事者以外にはどうでもいいような仕来りとの比較が出来ていない事件がありました。大相撲巡業での土俵への女性拒否騒動です。人生経験の浅い若い行司さんがやらかしました。

女性を土俵上にあげない。大相撲の伝統だそうです。他にもいくつか伝統、仕来りがあります。上下の関係です。一枚違えば家来も同然です。その伝統を踏まえて、ぶん殴り事件が続きました。

江戸では火事喧嘩伊勢屋稲荷に犬の糞といわれ、喧嘩が名物の一つとなるくらい多かったそうです。しかし、喧嘩に際して不意打ちはいけない、首から上は攻撃しないという不文律があったとされています。大けが予防対策です。守らない奴は野暮とされ、江戸っ子の風上にもおけない奴と軽蔑されたようです。

お相撲は若い衆の集団です。ぶん殴らないと言うことを訊かない奴、ぶん殴りたくなる乱暴な奴がいても不思議ではありません。親方も年寄りと呼ばれていますが、血の気の多さは完全に維持しているでしょう。殴る箇所を限定してはどうですか。尻ならかなりぶん殴られても大丈夫です。殴る方も平手限定にします。鞭やスマホはいけません。ガス抜きという言葉があります。完全、完璧などを要求するのは、要求する方は簡単ですが、やり抜く方は疲れ傷つきます。この位のことは暴力ではないと不文律でも何でも認めたら如何なものでしょうか。江戸の伝統を生かす。賛成少数で否決ですか。

世間には若い行司さん並みの評価をしたくなる偉い方々がいます。セクハラには縁遠いと言われた野党の方々です。セクハラには縁遠いというのは、セクハラなどと言う下品なことはやらない、上品な方々を指していった言葉です。セクハラなど受けたくても受けられない程に不細工だとか魅力が無いという人、とりわけ女性の方を指しているという説がありますが、言われた方の解釈の問題です。どちらにしろ自覚症状がおありなんでしょうか。そんなことはさて置いて、野党の振る舞いが未熟な行司さん並みだと言いたいのです。

野党の方々は、G20へ経産大臣が行き、防衛大臣が日米防衛大臣会議への出席することに議会で反対しました。自分たちも委員会への出席を拒んでいますから、首尾一貫しているとも言えます。それぞれの省庁が無いと言っていた書類が見つかりました。ゆゆしき問題です。あるものを無いと言っていた可能性は否定できません。隠していた疑いは濃厚です。けしからん話です。集団惚け症候群が霞ヶ関界隈に流行っているのかもしれません。ここに働いている官僚は日本ではとりわけ頭のいい人の集団ですから、惚けるようなことはないでしょう。オウムの撒いたサリンが残留していて、神経が冒されているのだと推測します。頭の一つぐらいはドヤシてやらないと治らないのではと思います。

いい加減な説はさておいて、野党です。野党は日本の大臣の仕事というのは、お役人の隠していたことの後始末の方が重要で、世界の変化、変動に対処することへの優先順位は低いという主張を、国権の最高機関でしています。馬鹿~丸出し。そう見えます。不思議なことにこちら側の人達は叩かれることは滅多にありません。僭越ながら、少し叩かせてもらいます。

今の世の中、人の落ち度を何とか自分の点数にしようという人が大勢います。それも世間的にはそれなりに地位のある方々です。これらの人々の物言いの多くは原理主義的物言いです。土俵降りろ騒動は、女性差別と命という大切なことが軽んじられたのですから、美味しいネタでした。暴力はいけない、争いはいけない。女性差別はいけない。正義感あふれる物言いをすればいいのですから、楽なものです。人を叩いて稼ぎにする。命や女性問題などほとんど無頓着な私などでも、この程度のことは言えるよと思われる物言いで稼げます。

しかし最高機関の方々はその上手をいっています。ジャーナリズムは人の落ち度を探して、原理との比較検討をした上で書いています。場合によっては訴えられる可能性もあり、それなりの裏付けと覚悟は持っているはずです。最高機関の人達は、そのネタをパクっているだけのようにみえます。安上がりです。不利になったら、ジャーナリズムの精にしての逃げ道も作ってあります。腹が立ちます。程度としては写真男に殴りかかった男と同程度です。殴りたい気持ちを抑えて、忸怩たるものはありますが、評論的に叩きます。恥ずかしい限りです。

何が気に入らないかと言って、あのしたり顔が不愉快です。ぶん殴ってやりたい気分になります。もちろん顔はいけません。拙いです。顔が拙いのではなく、殴るのが拙いのです。殴るのは顔ではなくお尻にします。それもぶん殴るのでは無く、撫でる程度にします。お尻を叩くならともかく、撫でるなどはセクハラ騒ぎになりますか。誰を撫でるのかです。セクハラからは遠藤さんです。エンドウイさんです。判りません?判らなくてもかまいません。ツジツマがモトモト合わない話です。一体誰じゃ?駄洒落です。

はしかが流行っているようです。予防接種が必要です。年寄りには無用かもしれませんが、念のためと言うこともあります。

予防です。セクハラ反対。暴力反対です。ナンマイダー。





それでは小噺を一つ



殴るな



FNNニュースにトランプのツイッターが掲載された。その記事を紹介する。



・・・先日、ある男と昼食をとった。化学兵器についての彼の言い草が酷かったので、つい拳を振り上げてしまった。シークレットサービスがすぐに二人の間に割って入ってきた。秘書官が、いけません暴力はと言った。私は反省し、諭してくれたシークレットサービスと秘書官に詫び、お礼を言った。

後日、彼の化学兵器設備を狙って100発程のミサイルを撃ち込んで偉大な成果を上げた。いつも言っている。私の机上にはあらゆる手段が整えてある。だが、暴力だけはいけないことだと反省し、ぶん殴ることは除外している。・・・・



ム責任者注記:

上記を配信したFNNとはFake News Networkという通信社である。トランプが攻撃をした国の名前は書かれているが、「シリア」か「コリア」かが判読出来なかった。その部分は隠蔽、改竄をした。責任をとる。

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